ワキガの遺伝と耳垢の関係は?精神的に辛ければ海外移住という方法も!

ワキガの遺伝と耳垢の関係 海外にワキガは無い!?

握手する外国人

ワキガの遺伝と耳垢の関係

ワキガは正式には腋臭えきしゅう症といい、病気のように思われますが、本人が気にしていなければ治療の対象とはならず、従って病気とは言えないということになります。

病院ではどう診断するか

医師が患者をワキガかどうか診断する場合、まず、自分の脇の下からニオイを発しているという患者本人の自己判断があることが前提です。

 

医師が実際にニオイを嗅いで判断し、次に両親、あるいはどちらかがワキガと診断されたことがある、またはニオイを発しているかということを確認します。

 

そして、耳垢みみあかのタイプを確認します。耳垢とワキガには強い因果関係があります。

 

親(両親あるいはどちらか)がワキガで飴耳あめみみ・湿性耳垢(耳垢が湿っている)の場合、本人もワキガという診断になります。

 

親がワキガではないが本人が湿性耳垢の場合や、親がワキガだが本人は粉耳こなみみ・乾性耳垢(耳垢が乾いている)という場合は、医師が実際に確認したニオイでて診断します。

 

自分でニオイがあると主張しても、両親共にワキガではなく、本人が乾性耳垢の場合、医師が確認してニオイがが無いなら、自臭症/自己臭恐怖症など心の問題を疑うことになります。

 

尚、「以前は耳垢が乾いていたのに最近湿るようになった」という場合は、外耳炎など他の病気の可能性もあるので注意してください。

耳垢とわきがの遺伝子

ワキガをなぜ耳垢で判断するのでしょうか?

 

それは耳の中には脇の下と同じようにアポクリン汗腺があるからです。

 

そしてワキガには遺伝性があり、ワキガの人の96%が湿性耳垢だったという調査結果もあります。

 

さらに、耳垢が湿っているか、乾いているかはABCC11という遺伝子の遺伝子型(SNP)と相関関係があることが発見されています。

 

ABCC11のSNP(一塩基多型)がGGあるいはGAという型はほぼ湿性耳垢となるのでワキガである確率が高く、AAという型の場合ほぼ乾性耳垢となるのでワキガである確率は低くなります。

 

ちなみに両親がワキガである場合、90%以上という高確率でワキガが子供に遺伝します。

 

両親のどちらか片方がワキガの場合でも70%以上の確率です。

 

また、日本人の湿性耳垢の人の割合は約16%という調査報告があります。

 

ワキガが遺伝しやすいのは飴耳・湿性耳垢タイプが優勢遺伝するから

湿性耳垢の遺伝子を「A」、乾性耳垢の遺伝子を「a」としたとします。

 

湿性耳垢「A」は優勢形質であり、乾性耳垢「a」は劣勢形質です。

 

遺伝子は対になっていて、AAとAaが湿性耳垢(ワキガの可能性大)、aaが乾性耳垢(ワキガの可能性小)となります。

 

両親が共に湿性耳垢という場合子供は高確率で湿性耳垢になります。

 

Aa同士の組み合わせの場合に限り25%の確率でaaになるので、両親が共に湿性耳垢の場合でも稀に乾性耳垢の子供が生まれる場合があるということになります。

 

両親が共に乾性耳垢の場合、子供は100%乾性耳垢となります。

 

両親が湿性耳垢と乾性耳垢の組み合わせの場合、AAとaaまたはAaとaaという組み合わせになり、AAとaaの組み合わせでは100%子供は湿性耳垢となり、Aaとaaという組み合わせの場合に限り50%の確率で子供は乾性耳垢なります。

 

このように湿性耳垢は優性遺伝しますが、日本人はaを持っている人の数が圧倒的に多いので(aa>Aa>AA)、絶対数では乾性耳垢の人が多くなっています。

 

ワキガの特効薬ができる可能性

多汗症の薬として汗を抑える抗コリン剤がありますが、現在ワキガのニオイを抑える薬はありません。

 

しかし近い将来、ABCC11の機能を阻害させる薬が市場に登場する可能性はあります。

 

この作用を持つ飲み薬や塗り薬はワキガのニオイを軽減させる可能性を秘めています。

ワキガが辛いのは日本人だから?

楽しんでいる外国人男女

 

ワキガが苦しいのはニオイを発することで周囲に迷惑をかけてしまう、あるいはニオイのためにいじめられるなど、心理的な要素によるものが大きいと言えます。

 

このように体臭を気にするのは日本や韓国などアジアの国の一部だけです。

 

日本人のワキガの人の割合は約15%と言われているのに対して、欧米人は70〜80%、黒人に至ってはほぼ100%とも言われています。

 

ですから、外国人はワキガのニオイに慣れているし、気にならないわけです。

 

欧米などでは体臭は個性の一つとして捉えられる風潮があり、ワキガも体臭の一部であるため、治療しようとする人はあまりいません。

 

もちろん国により差はあります。

 

アメリカ人はワキガ体質の人が多いですが、自分のニオイには気を遣う人が多くデオドラント製品も充実しています。

 

下記の書き込みはオーストラリア在住の日本人の方のものですが、日本人と外国人の考え方の違いを如実に表していて興味深いです。

引用元:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0329/397982.htm

オーストラリアからです

2011年4月1日 20:52
我が家の娘の場合ですが 生理が始まった頃から臭いに気がつきました。

 

私は耳垢は乾燥タイプ 夫は欧米人で 耳垢は湿っていて娘が同じとなり

 

日本のように手術とかあるのかしらと思い かかりつけのお医者さんに連れ

 

て行きました。

 

その先生に 体臭で病院に来た人は貴方が初めてですと驚かれ そんなに

 

気になるなら シャワーをしてデオドラントを使うようにと言われました。

外国人がワキガを病的なものとして捉えていないことが良く分かりますね。

 

この掲示板のやり取りの中に、ニオイを気にする日本人の典型例のような書き込みもありました。

ちょっとくらいの臭いじゃないです

臭いに敏感
2011年4月2日 13:12
>日本ってなぜこんなに臭いに敏感なんでしょうか。。。
ちょっとくらい臭ったって良いのに

 

 

これには反論します!
ご自分ではあまり臭わないと思っているのでしょうが、
周りで我慢している人の身にもなって下さい。
はっきり言って吐きそうです。
言いたくても言えません。
防臭剤、芳香剤、鼻の下にメントールまで塗って我慢してるんです。
最低限のエチケットとしてデオドラントには気を遣って下さい。
開き直りはいけません。
小町でもワキガトピたくさんあります。
そのトピを参考にして制汗剤を試してみて下さい。
ネット通販なら海外のデオドラント用品(子供用もあり)も多種類あります。

このように思っている日本人は特殊な人ではなく、沢山います。日本人気質と言っていいかもしれません。

 

日本という国は世界的に見てもキレイ好きな国であり、汚れやニオイに敏感な文化を持っています。

 

そのため、少数派であるワキガ体質の人は苦しい思いをしますし、ワキガではないのに自分のニオイが気になり、自臭症や自己臭恐怖症という心の病になってしまう人もいます。

 

自臭症や自己臭恐怖症という状態はワキガなどの体臭が無くても、自分は臭いニオイを発して他人に迷惑をかけていると思いこんでしまう心の病です。

 

このような人はたとえ手術を受けてニオイが全くないと言われても納得せずに再手術を希望したりします。

辛ければ海外へ移住するという選択肢もある

ワキガで死ぬほど辛い、自殺も考えた事がある、というくらい悩んでいるなら、海外移住するという方法もあります。

 

外国(東アジア以外)ではワキガのニオイを発していても、日本人のように気にする人は少ないですし、自分のニオイに香水をブレンドさせるなどして、独自のニオイをアピールするという文化さえあります。

 

元々脇の下のニオイはフェロモンを発していると言われていますが、ワキガのニオイは海外では性的アピールに積極的に使われている所もあるようです。

 

ワキガであることは日本としては少数派になってしまいますが、海外では普通のことです。

 

強く悩んでいる人は、いざとなれば海外へ行けばいいさ、という切り札を心に持っていることで、少しは楽になるかもしれません。

子供のワキガを心配している人へ

本人だけでなく、自分がワキガで子供にも遺伝するのではないかと心配している人にとっても考え方を広げるということは重要なことです。

 

ワキガの子供を産んでしまうのではないか、あるいは実際にいる子供がワキガで将来を心配しているなら、子供が海外で生活できるように英語を習得させるという発想があってもよいでしょう。

 

このような発想は子供を悲観的にさせず、未来に新たな希望が開ける可能性もあります。

 

ワキガの問題は心の問題と密接に関連しているので、考えが暗い方向に向かいがちですが、発想を転換すれば良いこともある一例としてこのような考え方を心に留めておくとよいでしょう。

 

ネット上にはワキガというだけで子供を産めないとか、子供の将来は悲惨になると思っている人がいますが、そんなことはありません。

 

前途したように海外ならワキガは当たり前のことです。

 

数ある問題の中の一つだと割り切って冷静に対処すればいいだけの話です。ワキガよりも辛い問題で苦しんでいる人は沢山います。

 

 

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